高齢患者さんの高血糖に遭遇し、そもそも治療すべきかな?治療するとしたらどのように治療すべきかな?と判断に迷うことはよくあることだと思います。
今回は、「高齢者糖尿病の治療開始手順、治療目標、内服薬の第一選択、上乗せ方法は?」という疑問を解消するために少し調べてみました。
※実例をもとに、架空の症例提示をしています
【症例】
86歳男性、ADLは床上生活で運動療法困難
HbA1c:9.2%
【既往歴】
糖尿病、腎機能障害、持続性心房細動、前立腺肥大症、骨粗しょう症
【内服歴】
リクシアナ、ネキシウム、
トリクロルメチアジド、スピロノラクトン
グラクティブ
シロドシン
エディロールカプセル
【Clinical Question】
高齢者糖尿病の治療開始手順、治療目標は?
【私的結論】
本患者においては、既にHbA1cが9%を超えていたことから、食事療法を見直すとともに、内服薬の上乗せを行う
食事療法については、以前に食欲不振があった際に処方したエンシュアHiに加え、自費でメイバランスを服用していたこと、現在は7-8割の食事摂取があることなどから、まずは栄養補助食品を減量していく方針とした
上乗せする内服薬については、本来の第一選択薬であるビグアナイド系を選択する。
【HbA1c評価後の治療開始手順】
【HbA1cの治療目標】
【経口血糖降下薬の選択】
【参考文献】
高齢者糖尿病治療ガイド
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